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成長マインドセットで生き方を見直してみよう【やり方解説します】

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はじめに

足るを知る者は富むということわざがあります。あれも欲しい、これも欲しいと欲望のおもむくままに行動するのではなく、まずは今あるものに感謝することは大事、ということわざですね。

足るを知る者は富むとは、満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ

ソース:故事ことわざ辞典
まる

んー、昔の人はええこと言うなぁ

一方で、人間には「成長したい」という前向きな気持ちもあり、それは決して悪いことではありません。

  • 欲しいけど今は買えない◯◯を、いつか買えるようになりたい(だから頑張る)
  • いつか、◯◯でこんな暮らしがしたい(そのために頑張る)
  • 多くの人の命を救えるようになりたい(そのために…)
  • 子どもたちのために、今日より明日をより良い世界にしたい(だから…)

このように、願望が人々の「頑張り」を引き出し、結果として国を繁栄させ、人類を発展させてきたと言っても過言ではないでしょう。

そのときに大切になるのが、Growth Mindset(成長マインドセット)という考え方です。成長マインドセットは、簡単に言うと、

  • 「まだまだこれから(Not yet)」という前向きな態度
  • 「やろうと思えばきっとできる(I can do it if I want)」という明るいチャレンジスピリット

…のことです。

ミミ

今日のテーマはこれ!おすすめの動画もご紹介するよ〜

成長マインドと硬直マインドセット

成長マインドセット・硬直マインドセットとは

米スタンフォード大学で発達心理学を研究するキャロル・S・ドゥエック氏が提唱するGrowth Mindset(成長マインドセット)は、能力は開発し高めていくことができるものだという考え方で、「難しい課題ほど己を高めるチャンスだ!」と捉える心構えを指しています。

反意語はFixed Mindset(硬直マインドセット)で、やる前から「こんな難しいことはできない」「私はこういうのが不得意だから無理」と決めつけてあきらめてしまう心で、こういう状態だと成長が期待できないのです。

まる

ちょっとやってみて「できひん!」てなって、すぐあきらめるんも含まれるんやって

ドゥエック博士のTED.comでのスピーチがとてもわかりやすいのでお時間あればぜひ観てみてください!10分程度の動画です。(英語もゆっくりで、動画の下にスクリプトも出るので英語のリスニング勉強にもいいですよ♪)

※日本語の字幕がつけられるから英語できなくても大丈夫ですよ!

TED.com公式サイトより引用

ドゥエック博士によると、シカゴのとある高校では、成績表のF(Fail=落第)の代わりにNot Yet(未合格)という評価を使っていたそうです。Fをもらうと学生は「私は落第者だ、私は失敗した」と思ってしまうけれど、Not Yetと言われると「未達(学習中)」というふうに理解するのです。

また、研究の1つでドゥエック博士は、10歳の子どもたちに「少しだけ難しすぎる問題」を出したところ、2種類の反応が返ってきたそうです。

成長マインドの
子供

I love a challenge!(難しい問題、大好き!)

このように、能力は伸ばすことができる(=今すぐできなくても、できるようになる!)と考える成長マインドセットの子どもたちと、

硬直マインドの
子供

It’s a tragedy…(大変なことが起こった…ムリだ)

このようにその場で失敗と判断してしまって、結局解くことができない硬直マインドセットの子どもたちの2タイプに別れたということです。

そしてこの硬直マインドセットを持つ子どもたちがその後どういう行動に出るかというと、悲しいことに下記の研究結果が出たのだそうです。

  • 次のテストでは(勉強をするかわりに)カンニングをする
  • 自分よりできない人を探して、自分はまだマシと考える
  • 難しい問題に直面すると逃げる
ミミ

やる前から「ムリ」と判断して、努力を諦めるようになってしまうんだね

まる

うぅ…そんなん悲しいやんか…

ドゥエック博士は、「今答えを出せること」を評価するのではなく、「答えにたどり着こうと頑張っていること」を評価するようになれば、子どもたちの成長マインドセットを引き出すことができると説いています。

大人にも適用できる

ミミ

この考え方は、子どもだけでなく、大人にも適用できると思うんだよね

まる

せやな、大人も成長してるからな

あなたは難しい課題に直面すると不正を働き、自分よりできない人間を探しては自分を安心させ、人生のチャレンジから逃げ出すような人間になりたいでしょうか。

私は、それは惨めな悲しい人生だと思います。(個人の価値観です)

もちろん、私も含めて人間はそれほど強くないので、口には出さないけど自分よりできていない人をみてついホッとしてしまうとか、それっぽい理由をつけては楽な道を選ぶ…というようなことをやってしまうことはあるでしょう。

でも、大人になってからも、成長マインドセットを持とうとすることは大事なことではないでしょうか。

大人は自分で評価→修正できる

「だれかー!私の成長マインドセットを伸ばして!」と言って周りの人に評価をお願いすることができる人は、自分の行動や発言が硬直マインドセット状態になっていたら指摘してもらうと良いでしょう。

それが難しい場合は、自分で自分の考えや行動を客観的に見て自己評価し、成長マインドセットに修正していくクセをつけると良いかもしれません。

そのときに、この表が役に立つのでぜひ活用してみてください。もし左の列のようなことが頭にパッと浮かんできたり、つい言ってしまった場合は、時間をおいてからでもいいので右の列に言い換えてみてください。

ミミ

えー!ムリ、できない!

まる

いま、学んでる最中やん!

硬直マインドセット成長マインドセット
ムリ、できないいま、学んでる最中
こういうの不得意得意になるにはどうしたらいい?
こんなもんでいいよもっとできるんじゃない?
難しすぎる練習したらきっと楽になる
失敗したらどうしよう失敗したら勉強になる
できる人はいいよねできる人から何か学びたい
やり方がわからないやり方を学ぼう
これ以上はムリ改善の余地は常にある
挑戦するのはいやだ挑戦すれば成長する
ここでギブアップ別の方法を試してみよう

おわりに

下記の名言、どこかで聞いたことがありませんか?哲学者のウィリアム・ジェームズが言ったとか、マザー・テレサが残した言葉だとか、はたまた中国の古いことわざだとか、諸説ありますが、名言であることは間違いないです。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

(作者不明)

ソース:日本人として覚えておきたいちからのある言葉

文句ばっかり言ってると誰も助けてくれないとか、いつもニコニコ笑っている人のところに人が集まるとか、思考や言動が「実際に起こること」に作用するのは確かだと思います。

硬直マインドセットになってるときあるかも?」という人は、一旦落ち込んでもいいから、できる限り成長マインドセット語で話すように心がけてみてください。

ミミ

私もNot yetの精神で生きてくよ!

まる

僕は前向きな人の味方やで〜!

最後に、ドゥエック博士のアイディアをもっと深く知りたい!という人は、読書家で有名なビル・ゲイツも絶賛するという彼女の著書を読むことができます。気になった方はぜひ試してみてください。

では、また!