結論:移行して大正解!
早速結論ですが、デジタルノートへの移行は私にとっては大正解でした。あっという間に慣れて何の違和感も感じなくなりました。
気づいたこと、感じたこととして、
- ツールは変わっても習慣はほぼ変わらない
- 最初は試行錯誤のため時間がかかるが慣れれば問題ない
- 「情報の再利用」という点で、紙よりも大きな可能性を感じる
現在は仕事でも趣味・勉強でも99%の確率でMacBook Pro / iPad Pro / iPhoneしか使っていませんが、不便を感じることはないです。
試行錯誤の時間は人にもよりますが、私は気に入った使い方を編みだすまでたくさんのアプリを試したので、落ち着くまで3か月くらいかかりました(汗)
でも、YouTubeなどでアプリの比較動画もたくさん上がっていますし、1用途につき1個のアプリを使えばいいという人は慣れるまでそれほど時間はかからないと思います。
紙からデジタルへの移行の流れ
書きながら考える派
皆さんは何かプランを練ったり、ものを考えるときに必ずやることはありますか?じっと目を閉じてイメージする、人と話す、ペンをぐるぐる回す…など人によって集中するための儀式みたいなものがあるかもしれませんね。
ん〜僕はな、お陽さまの光を浴びながら、じっと目をつむって丸くなってやなぁ…
……。それ、寝てない?
まるは寝ながら考える派のようですが、私は断然、手を動かす派です。書きながらあーでもないこーでもないとやっているうちに頭の中が整理され、クリエイティブなアイディアを思いつくことができます。
もともとステーショナリーが大好きで、ノート、ペン、ポストイット、クリアファイル、ブックスタンド…あらゆるものが会社で無料で支給されるというのに、わざわざ自腹で「お気に入り」を買わないとやる気がでないのです。
そのなかでも紙とペンはアウトプットに差が出るので私にとって超重要アイテムです。こだわらないはずがありません。
お気に入りのノートたち
MOLESKINE(モレスキン)
定番ですが、モレスキンが好きで、これまでいくら支払ったかわからないくらい愛用してました。
- スケジュール管理・タスク管理 → ウィークリーダイアリー
- 会議のメモ・考えごと・ポンチ絵 → カイエジャーナル
これらは特にお気に入りで、去年までは毎年何冊もリピ買い&買い溜めしてました。

家にまだ何冊もあるのに新しいの買ってたやん
文房具屋さんに行くと、ついサイズ違い・色違いが欲しくなるんだよね。あと買い置きがないと不安だった…
マルマンのクロッキーブック
お次はマルマンのクロッキーブックです。これは厳密には「スケッチブック」というカテゴリに入るのですが、私はノートブックとして使っていました。

マルマンクロッキーブックの特徴は、3つ。
- 紙質がいい(高級紙という意味ではなく、書きやすい)
- サイズがいい(かゆいところに手が届く丁度いいサイズ感)
- 安いので書き損じを気にせずどんどん書ける
ちなみに私はLサイズという一番大きなタイプ(B4サイズ)を愛用していました。マインドマップを書くもよし、ポンチ絵やちょっとした図表を書いてみるもよし、ひたすらペンを走らせて自由に考えるのにピッタリでした!
会社で広げてたら「何お絵かきして遊んどるん?」て聞かれるくらい大きいやんな
うん、でもノートのサイズ=脳のサイズって感じで、白紙のスペースが大きいと、大きなことを自由に考えられる気がするんだよね
しかも、お値段もモレスキンに比べるとだいぶお手頃で、同一条件では比べられませんが、ざっくりいうとMOLESKINEはマルマンの5倍くらいの値段がします。ノート界のAppleですね。
なぜiPad Proへの移行を考えたの?
どころでiPadに移行したきっかけは何だったん?
きっかけ(理由)は3つ
- 2018年にiPad Pro第3世代+アップルペンシル第2世代が発売された
- いよいよデジタルの良い点が、不便な点を上回ると思った
- 引っ越しで、もう見ない大量の過去ノートを見て悲しくなった
iPad Pro第3世代+アップルペンシル第2世代登場!
もともとガジェット好きで2013年発売のiPad Mini第2世代をきっかけに、iPad Air2、2017年発売iPad Pro(10.5インチモデル)を使っていました。
とくにiPad Pro 10.5インチモデルは今でも現役で、本を読む、電子辞書として使う、寝っ転がって動画を観る…こういうときは軽くて薄い10.5インチモデルが大変重宝します。
ただ「ペンシルを使って文字や絵を書く」となると、どうしても紙とペンほどワクワクしないのです。アップルペンシル第1世代だって相当なクオリティだとは思うのですが、やっぱり書き心地は紙とペンにかなわない。
そして、10.5インチは圧倒的に小さい!!
声が大きい!
世間的には9.7インチ、10.5インチ、11インチなど小型のほうが好まれるみたいだけど、ノートとして使うには、私には小さすぎる!!
そのため、iPadは私のなかでは長い間、「ちょっとした調べ物やコンテンツ消費用モバイル」という存在になっていました。
ノートとして使うって発想がなかってんな
ところが、iPad Pro第3世代+アップルペンシル第2世代の発表からしばらく経って、アップルストアで12.9インチを手にとったとき「これだけ画面が大きくて、この薄さと軽さならノートの代わりになるのではないか?」と衝撃を受けたのです。
吟味に吟味を重ね、2020年正月に「今年はデジタル元年だ!」という謎の気合でアップルペンシル第2世代、キーボードカバーなども購入。わずか数日程度でノートやダイアリーから一気に移行しました!
紙への未練はなかったん?
安くない買い物だったから中途半端なことはしたくなかったんだよね。結局紙に戻りました!ってなったらiPad Pro2台も持っててどうするの?ってなってしまうでしょ。
それと新しいガジェットにワクワクしていたせいかiPadに夢中で紙のこと忘れてたよ(笑)
デジタルの良い点が、不便な点を上回ると思った
デジタルの利便性として大量の書類を一度に持ち運べるなどもありますが、はじめの結論に書いたように「情報の再利用」という点が革命的なアドバンテージだと思います。
ノートが何冊もたまってくると、どのノートの何ページ目に書いたか…なんて探すのは相当の苦労
時間のムダやな
デジタルノートは時系列、プロジェクト別、カテゴリ別など好きなように分類しておくことができ、検索すれば一瞬で出てきます。以前は途中で行き詰まってしまったアイディアが、今になってみると使えるやん!ということがけっこうあるのです。
それでも昔は、書きにくい、アプリの機能が不十分、などの不便な点が利点を上回っていたと思うのですが、今はそれが逆転したと感じています。
引っ越しで発見した大量の過去ノート(涙)
まあ…見返すことないよね…
引っ越しのときくらいやな
私の場合、現在使っているノートの1つ前のノートはすぐ手に届くところにおいて見返すこともありましたが、大量にものを書くので、1年も前のノートはどこかにしまってしまいます。
物理的にスペースを圧迫するだけで、ほぼ読まれることはないって…悲しいよね。
1ページだけ切り取ってシェアするとかできひんもんな(それやったら写真に撮るし)
実際にどんな手順で移行したの?
1. 手帳の予定を何らかのスケジュール管理サービスに移す
まず、手帳の予定を過去1か月前のものから全て移行します。すると「先月あれがあって、今これやってて、来月これが入ってるな…」という具合に、流れを把握できます。
紙では面倒な「繰り返し予定」もここで設定すると良いです。毎週月曜日とか、月末に必ずこれをやるというものは、リマインダー機能とセットで入れてしまいましょう!
2. 会議ノートやアイディアメモを電子化してクラウドに保存する
次に、最近の会議ノートや、後から見返す必要がありそうなメモなどをスキャンしてPDFに変換し、クラウドストレージに保存しちゃいましょう。
このとき、ファイル名は検索がしやすいようにキーワードと日付を入れ、できればフォルダで分類しておくと良いです。
3. 一時メモ用のアプリと、ちゃんと書くためのノートアプリを選ぶ
電話中に相手から聞き取った情報など、とりあえず一時的にメモしておきたいとき用のアプリ(iOSならNotes)の使い方を把握しましょう。
またそれとは別に、
- 後々残しておきたい記録
- 考え事をまとめたノート
これら専用のノートアプリを用意し、練習を兼ねてどんどん書いていきます。ちなみにノートアプリはあとあと変更するのはけっこう大変なので、絶対に不満をもつことがないよう、有料のものから選ぶのをおすすめします。
デジタルの良いところは、いくらでも修正ができること、それと画像・図表の貼り付けによる時短が可能なところです。
「あ、しまった、書くスペースなくなった」とか「ここの段落、赤字で書いておけばよかったな」などの書き損じもなかったことにできます。書くのが面倒であれば、どこかから画像を引っ張ってきてペッと貼ってしまうのもあり。
どんなアプリを使ってるの?
試行錯誤のうえ、私が選びぬいた珠玉のアプリ達がこちらです。今日は1つ1つの使い方まで説明できないのですが、有料アプリを自腹で買って数ヶ月試した結果です。自信をもっておすすめできるので、アプリ探しのきっかけにしていただければと思います。

左から、
- Notability – 仕事関連の会議ノートはすべてここ
- (App Store)
- Day One – 個人的な日記アプリ
- Bear – ブログのアイディア出し、記事ドラフト保存
- Good Note 5 – PDFへの手書き、リモートでのプレゼン(画面共有)
- Notes – メモ(iPadの画面をアップルペンシルでタップして一発起動)
- Paper – あれやこれや自由に考えるためのお絵かき帳
- (Photo)
- (Safari)
- (Files)
- Google Calendar – スケジュール管理(&タスク管理)
- Google Drive – 個人的なアーカイブファイルはすべてここ
- Notion – 自分Wikipedia
このほか、会社ではOffice 365を使っているためOneDrive(共有フォルダ)やTeams、Word/Excel/PowerPointなども入れています。
そして最後におまけとして、主だった趣味のアプリをご紹介します。
- Procreate – お絵かき(まるはここで生まれたよ!)
- Canva – ブログのアイキャッチ画像作成などデザイン用
- Kindle / honto – 読書はこの2択
- Prime Video / YouTube / Amazon Music – 音楽・動画
- Skillshare / TED / Udemy – お勉強動画
- Adobe Lightroom – 写真の加工
- その他 – 辞書アプリ12個(!)
1つ1つのアプリに思い入れがあるので、今後、個別の記事で紹介していきたいと思っています!
最後に
それでも時々ペーパーを使いたくなる理由
未練あるやん!
未練というか…今はもう履かなくなったバレエシューズをたまに取り出して眺めるようなノスタルジックな気持ち
バレエなんか習っとった??
ううん、習ってない。ものの例えだよ
どうしてもiPadではできないことはあります。でもそれは当たり前で、リンゴとチョコレートを比べても意味がないくらい意味がないことです。
- 紙の匂いと触り心地
- インクの滲む感じ(一部のアプリでは可能ですが…)
- iPad Proでも12.9インチが最大(大きさはまだ足りない)
ということで、私は気分転換としてたまにノートを取り出すようにしています。カメラでスキャンしてPDF化すればデジタルになるので紙もたまにはいいですよ♪
AppleにはiDeskを開発していただきたい(真剣)
最後の最後に…AppleにはぜひiDeskを開発していただきたいです!!デスク全体がスクリーンなんて夢があるし、そのくらいの大きさがあったら言うことないです!

どーん!こんな感じ、どう?
それミミさん以外に誰が使うねん!
ではまた!