英語

【英単語】テストで高得点を取るためじゃなく、本当に使える単語を増やす方法【前編】

はじめに理解したい大事なこと

今回の記事は前編・後編に分かれています。本記事は入門編で、次回は実践編をお送りします!

両方読んでもらうと理解が深まりますが、実践編だけ今すぐ読みたい、という方は下記からどうぞ!

本当の単語力のつけかた後編:アイキャッチ画像
【英単語】テストで高得点を取るためじゃなく、本当に使える単語を増やす方法【後編】 はじめに まる さぁ、今日は実践編や!予告どおりの内容で進めていくで! ミミ たっぷり寝て元気だね まる ちゃん...
まる

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英語の学び方は授業では学べない

英語学習者1

中学・高校と6年間も英語勉強したのに思ったよりも読めない、書けない、聞いてもわからないし言いたいことも言えない…

英語学習者2

努力が足りないのかな?それとも得意・不得意の問題?

こんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。

もちろん、能力の問題ではありません。暗記が嫌い、必要性が見いだせない、先生の教え方ではやる気になれない…、理由は一つではないでしょう。

でも、英語は嫌いではないし本当はもっとできるようになりたいのに頭打ちで伸びないという場合は、頑張り方・学び方が間違っている可能性が高いです。

残念ながら、学校の先生が全員「英語の学び方」を教えてくれるわけではないです。また、先生には指導要綱に則ったカリキュラムをこなさないといけなかったり、時間的な制限などの事情もあります。

先生に答えを求めるより、「英語ができる人は何をしてきたか?」という視点を持って自分に合った勉強法を試してみることをおすすめします。

テストで高得点を取る能力 ≠ 英語力

これはよく言われることですが、TOEICやTOEFLといったテストで高得点をとる「受験能力」と実際に英語が使える「英語運用力」には相関関係はあるものの、両者は必ずしも合致しません。(ネイティブでも8−9割くらいしかとれない人はたくさんいます)

図にするとこんな感じ(↓)

かなりざっくりな図ですが、オレンジが揺るがない英語の実力、ブルーがテクニックや短期の底上げ的な力と考えてください。

図の①はネイティブや帰国子女、通訳者などの英語上級者で、テクニックにはあまり頼っておらず、ぶっつけ本番でも9割以上取れるようなイメージです。

②はTOEICのハイスコアを目指して頑張っている途中の学習者で、オレンジブルーの割合は人によって異なると思ってください。

ここで問題なのは、これから点数を上げるために、③のように時間をかけて実力をあげるか、④のように速攻でとにかく点数をとりにいくかということです。

多くの人はミックスになるかと思いますが、あまりブルーが増えすぎるのも問題です。なぜならブルーは特定のテストでしか発揮されないか、または効果が短期的だからです。できるだけオレンジを増やしたいものですね。

参考:テクニック・底上げの例
  • タイムマネジメント(このセクションは1題につき何分で終える、等)
  • 問題の内容や傾向、テストの流れをすべて把握(心に余裕を持つ、インストラクションが流れている間に問題文に目を通すなど)
  • TOEICによく出る単語だけ集中的に暗記する
  • 自分に向いた解き方の研究(リスニングでメモを取る or 取らない、目をつぶって聴く or 問題を読みながら聴く、など)
  • わからない問題にあたったときの対処法(飛ばしておいてあとで戻る、など)
  • 時間がなくなった時の対処法(とりあえずマークシートを埋めておく、など)
  • 不得意セクション克服(模擬テストを集中的にやる、など)

伝えたいのは実力を蓄える方法

このブログでは、テストで高得点をとるテクニック!や、2か月で100点アップする方法!のような勉強方法は推奨していません。

ミミ

やっちゃダメ!ということではないですが、そればかりやっていては頭打ちになるし労力がもったいない、ということです。

下記のような考えの方には、もっとマッチした情報が他にたくさんあるので、ぜひそれらを探してみてください。

  • とにかくテストスコアを今すぐ上げたい
  • 転職や昇格のために、決まった期日までに決まった点数を取らないといけない
  • 上記の目標はあるものの、英語を今後使う予定もまったくないし、できれば使わずに生きていきたい

それ以外の人に私がこの記事やブログでお伝えしたいのは、

  • すぐ「点数」につながる保証はないけど続ければ着実に実力があがる
  • 点数という見かけの実力を超え、自信を持って使える能力が身につく
  • その結果として、必ずテストスコアも上がってくる

こういった方法です。

今回はその中でも多くの人が気になる「単語力」の身に付け方について、一つの有効な方法を解説します。(実践編は後編)

できればいつかは自信を持って英語を使いこなせるようになりたいなぁ…と考えている人には参考になると思うので、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。

英単語にまつわる2つの誤解

誤解1:たくさん覚えるほど楽になる

リーディング

英語学習者1

文章を読むときに、英単語を全部知ってたら楽に読めるだろうなぁ〜

と思ったことはないですか?その考え方は半分正しいですが誤解もあります。

たしかに英単語をまったく知らずして英文を読むことはできないし、相対的には知らないより知っていたほうが理解が早いです。

でも、英文を読むときに必要な力は英単語だけでなく、文章の構成をつかむ力や、基本的な文法、慣れなど総合的なものなので、それらを無視して英単語をやみくもに覚えても決して読解力は上がりません。

参考

ちなみに私はTOEICのスコアは990ですが、リーディングのセクションで知らない単語や記憶があやふやな単語もあります。また、よく書店などでみかける「TOEIC満点を目指す英単語集」的な本をチラッと見ると、体感で1割くらいの単語がわからなかったりします…(知らない単語があっても満点は取れます)

スピーキング

スピーキングについても同様のことが言えます。

英語学習者2

話すときに言いたい言葉が英語で出てこなくて焦る。単語力がないからすぐ止まってしまう。

このように考える人は少なくありませんが、単語力がないから話せないとは一概にいえません。

むしろ大事なのは知っている単語だけで話せる力であり、そこに到達するまでに必要な単語数はそれほど多くありません。

  • 最低限知っておくべき:中学校で習う2,000語程度(a, theなども含む)
  • 知っていれば大抵のことは言える:上記2,000語+高校で習う3,000〜5,000語(学校によって異なる)

リスニング

最後にリスニングにですが、ちょっとこんな場面を想像してみてください。

あなたは友人や同僚と電話で話していますが、音声が途切れて聞こえないところがあります。

友人

今日忙しくて(   )取り損なってめっちゃお腹すいたー

( )内に何が入ると思いますか?おそらく(昼ごはん)だな、と思いませんか?

では、もうひとつ。

同僚

うん、いちおう担当者に( )みるけど、これ以上( )情報はまだないかもしれないよ。

どうでしょう?

前半は(聞いて)とか(確認して)、後半は(新しい)とか(詳しい)みたいな意味とわかるのではないでしょうか。

多少単語がわからなくても、文章の構造がわかれば私たちの脳は自動的にその部分を補ってくれるので、話の流れはつかめるものです。

ミミ

リスニングで苦労されている方の問題は、たいてい「単語を知らないから」以外のところにあります。

誤解2:単語力をつける=単語数を増やすこと

単語は以下の3つの種類に大別できます。

  1. 知らない単語
  2. Active Vocabulary(アクティブボキャブラリー)
  3. Passive Vocabulary(パッシブボキャブラリー)

アクティブボキャブラリーとパッシブボキャブラリーの定義をみてみましょう。

Active Vocabulary: These are the words you know. You do not need to look them up. Their meaning comes naturally to you. You can easily use them to communicate with others.

Passive Vocabulary: These are the words you recognize. You’ve been exposed to them and may or may not have a general idea of their meaning. Often, if they appear in a sentence around more common words, you can grasp the meaning.

ソース:OptiLingo
  • アクティブボキャブラリーは「知ってて自由に使いこなせる単語」
  • パッシブボキャブラリーは「聞いたり読んだりするとなんとなくわかるけど、自分では使いこなせない単語」

図にするとこんな感じ(↓)

この3タイプのワードは常に変化しています。

  1. 新しく覚える
  2. 覚えた言葉を使えるようになる
  3. 使ってないうちにうろ覚えになる
  4. 忘れちゃう

単語力をつけるというのはやみくもに単語数を増やすことではありません。

この図でみると、ピラミッドの上側=アクティブワードが増えないのに、下側=パッシブワードばかり増やしても、全体としての英語能力はなかなかあがりません。両方バランスよく増やし、ピラミッド全体を大きくしていく必要があります。

ところが、一般的な単語の覚え方=単語帳やフラッシュカードを使った1対1の対訳ではパッシブワードは増やすことができますが、アクティブワードは増えないのです。

次回予告

ミミ

じゃあアクティブワードを増やすにはどうするの?ということで、具体的な方法については、後編で解説していきます!

予告:実践編では、下記を具体的に解説していきます!

  • アクティブワードを増やす3つの方法
  • オンラインメディアの活用方法
  • Twitterを使った実例とやり方の解説
本当の単語力のつけかた後編:アイキャッチ画像
【英単語】テストで高得点を取るためじゃなく、本当に使える単語を増やす方法【後編】 はじめに まる さぁ、今日は実践編や!予告どおりの内容で進めていくで! ミミ たっぷり寝て元気だね まる ちゃん...