英語

自然な英語を流暢に操るコツ〜コロケーション(連語)に注目しよう!【辞書の使い方ガイド付き】

コロケーション:アイキャッチ画像

そもそも流暢さってなんだろう?

辞書の定義

国語辞典の定義

りゅう‐ちょう〔リウチヤウ〕
[名・形動]話しぶりがなめらかでよどみない・こと(さま)。

大辞林

大辞林ではこのように説明されています。またこの記事を書くにあたって、英語、流暢などのワードで検索してみましたが、多くの記事で「正確さと流暢さのバランス」といったことを取り上げているようです。

流暢に話そうとすると正確性に欠ける、正確に話そうとすると流暢でなくなる…多くの人がそんな風に感じている証拠だと思います。実際、流暢さを下記のように説明している記事が多くありました。

  • 間を置かずに言葉が出てくること
  • 速いテンポでなめらかに話せること

ミミ

イメージとしてはこんな感じかな?

まる

いわゆる英語ペラペラ、っていうあれやんな

なかには3秒以上間があいたら流暢ではない!というようなことを書いている記事もあって驚きました。(そんなことはないよ〜、と言いたい)

英英辞典の定義

the quality of being able to speak or write a language, especially a foreign language, easily and well

Oxford Advanced Learner’s Dictionary

speaking or writing in an articulate and natural way

Oxford American Dictionary & Thesaurus

Oxford英英辞典でfluency(流暢さ)やfluent(流暢である)を調べると、どこにも「間を置かずに速くなめらかに…」とは書いてないんですよね。

1番目の定義は「労せずに言語、特に外国語を上手に話したり書いたりすることができる素養」

2番めの定義は「明瞭に、そして自然な形で話したり書くこと」となっています。※articulateとは、はっきり発音できることを意味します。

約5年のアメリカ生活経験から思う「流暢さ」

正解はないですが、私個人としては、自然に聞こえる=流暢に話せていると感じます。

もう少し具体的に書くと、

  1. 自信を持って話している(文法が正しいとか発音が上手いとか関係なし)
  2. 自然体で話している(無理をしていない感じがする)
  3. 言葉の選択がネイティブに近い(自然な言葉のチョイス)

どちらかというと、相手を待たせることにプレッシャーに感じずに、自分のテンポで話す人たちが多い印象です。

ネイティブでも話すスピードが速い人もいれば、ゆっくりと穏やかに話す人もいます。間を置いたり、考えながら一言一言噛みしめるように話すときもあります。

だから英語上手になりたいなぁ、流暢に話せるようになりたいなぁ、と思ったときに、ニュースキャスターのように原稿を読むレベルでペラペラ〜な人をイメージする必要はない思います。(そうすると、無理無理!って思って嫌になってしまう…)

ミミ

それよりも!多くの人が気にしていないけれど、意識すべき重要な要素があるのです!

まる

おお!それが知りたいねん!

じゃあ何を意識すればいいの?

コロケーションを意識することが重要!

ミミ

重要な要素のひとつは、コロケーションを意識することです!!

まる

コロケーション?

コロケーションは「連語」と訳されるのですが、相性の良い言葉の組み合わせ、言葉の仲良しグループみたいな感じで捉えると良いかもしれません。いつも一緒に使われる単語、逆に一緒には使われない単語があるのですが、意外と意識している人が少ない印象です。

難しい単語をたくさん覚えている人でも、相性の悪い言葉を並べて使ってしまったりすることがあります。すると、どこかチグハグな印象になってしまうので、もったいないです。

中学校で学ぶ簡単な単語だけでいいので、連語として自然かどうかいつも意識すると良いです!

コロケーションの例

強い雨、と言いたいときに

  • hard rain
  • strong rain

などが思い浮かぶかもしれませんが、実際には

  • heavy rain

というのが自然です。rainときたらheavy、仲良しペアです。

ほかにも、

ほんの少しの間、と言いたいときに

  • for a short time

これは自然です。

  • for a short moment

は意味は通じますが、

  • for a brief moment

のほうが自然に聞こえます。

timeはshortと仲良し。momentはbriefと仲良し、ですね。

(Oxfordコロケーション辞典さんもそう言っています)

会話や文章はこれの積み重ねと思ってください。いつも相性の良い言葉を選んで話す人と、いつも相性の悪い言葉を組み合わせて話す人がいたら、圧倒的に前者のほうが「英語上手だなぁ、聞いてて自然だなぁ」と感じるものです。

コロケーション感覚を身につけるには

ネイティブやバイリンガルの人たちは、たくさん聞いて、たくさん試して、たくさん修正してきているので、コロケーションを自然と感覚的に身につけることができますよね。

まる

わかる!同じ曲ずっと聞いてると歌詞を覚えてたり、CMで何回も聞いてると自然とそのフレーズが出てくるようになるもんなぁ〜

こういうことを言うと、「そもそも聞く時間、話す時間、読む時間がなかなか作れないんだよ」とか「え〜!自然に覚えるまで何年かかるの?待ってられないよ〜」という声が聞こえてきそうです。

ミミ

でも、大丈夫!そんな人たちにご紹介したい最強ツールがあるのです!

そんな方々のためにコロケーション辞典というものが存在するので、活用を力強くおすすめします!学習者全員に全力でおすすめしたい!

私も常々使っています。少しでも疑問に思ったらすぐにアプリでチェックします。単語を個別にたくさん覚えるよりも、少なくてもいいから連語で覚えることを普段から意識することで、同じだけ英語を勉強しても3ヶ月後、半年後、1年後に大きな差が出てきます。

筋肉トレーニングとか、お肌の手入れとか、睡眠とか、毎日ちゃんと意識して行うのと適当にやるのでは、結果が違ってきますよね!英語も同じだと思います。

コロケーション辞典の使い方

ミミ

それでは、実際にコロケーション辞典を使ってみましょう!!

まる

みんなにわかりやすいよう詳しく頼むで〜

ミミ

はい。まずは下のアプリをダウンロードして開きます。

Oxford Collocations Dictionary

Oxford Collocations Dictionary

Oxford University Pressposted withアプリーチ

いきなりお金払うの嫌だよ(´;ω;`)という方は、見た目はとっつきにくいですが無料のオンラインバージョン(Online OXFORD Collocation Dictionary of English)があるのでこちらを試してみてください♪

すると下記のような画面が出てくるので、検索したいキーワードを左上の検索窓に入力して、その下に出てきたリストから選びます。

このとき、単語の横に青文字でv. / n. / adj.などという呪文のような文字が書かれていますね。これは、

  • v. = verb = 動詞
  • n. = noun = 名詞
  • adj. = adjective = 形容詞
  • adv. = adverb = 助動詞

という意味です。同じ単語でも、動詞と名詞で使い方が異なるので気をつけてくださいね。

ちなみにTipsですが、名詞を検索したいのにリストにn.が見当たらない…という方は、リストの上の方を確認してみてください。

どういうことかと言うと、例えばpromise(約束(する))には名詞と動詞がありますが、検索すると動詞しか出てこなかったりします(↓)

そんなときは、リスト部分をプルダウンしてみましょう。名詞は上に隠れていることがあります。

さて本題に戻って、今回は、result(結果)という単語を使うとき「〜な結果」といった具合に形容詞をつけるなら、どんな単語と相性が良いのか調べてみます。

普通にgood resultsとかbad resultsでもいいのですが、もう少しこなれたピッタリな言い回しはないかな?ということで検索すると、下記の結果が現れました。(今回は名詞で検索しています)

まる

うわっ…なんか全部英語やし〜(がくぶる)

ミミ

慌てないで!読み方さえわかったらすぐに慣れるから大丈夫!

それよりここで閉じてしまったら、使い方わからないままになってしまうのでぜひもう少し頑張ってみてね。

一番上に、調べた単語と品詞、そしてすぐ下に意味が書いてあります。意味と言っても英英辞書なので同意語、言い換えと考えてOKです。

次に赤い文字でADJECTIVE | VERB + RESULT | PREPOSITIONと書いてありますね。これは、このページにはresultと仲の良い形容詞動詞前置詞がまとめてありますよ、という見出しです。

  • ADJECTIVE(形容詞)
  • VERB + RESULT(動詞とresultの組み合わせ)
  • PREPOSITION(前置詞)

もう一度画面を見てください。最初にADJECTIVEとあって、その下に太字でbeneficial, encouraging,…と書いてあります。これらの形容詞がresultと使うと相性の良い形容詞ということになります。

例文も含めてたくさんありますね。

上の2グループはgood result(良い結果)の色々な言い換えになります。例えばpositive resultとか、favorable resultなんていう言い方があるんですね。

acceptable resultやsatisfactory resultは良い結果ではあるものの、それなりの、まあまあ満足できる結果、というような意味ですね。

ミミ

さあ、ちょっと表現の幅が広がってきました。微妙なニュアンスも表現できるようになりそうです。

次の2グループはbad result(悪い結果)の言い換えです。poor resultは思いつきそうですが、catastrophic resultなんかはなかなか出てこないかもしれませんね。もう「最悪の結果」みたいな雰囲気ですね。。

最後にmixed resultという組み合わせもあるようです。これはgoodとbadが入り混じった結果、と言いたいときに使えますね。

ミミ

ぜひ口に出して何度も言ってみましょう!これらの組み合わせで書いたり話したりすれば、ネイティブにも自然に聞こえるということです。自信を持ちましょう♪

まる

でもなぁ、発音の仕方がわからへん

ミミ

大丈夫!アプリ版は音声付きなのです!アメリカ英語とイギリス英語、両方の発音が聞けるようになっていますよ♪

太字の単語をクリックしてみましょう。すると、スピーカーマークが出てきましたね。押してみましょう、はいポチっ!

まる

ほんまや!発音がその場で確認できるなんて便利やなぁ!

ミミ

でしょ!だから日々使うことを考えたら、悪くない投資だと思うよ。本の辞書を買ったら発音はわからないものね。

ちなみに

  • BrE = British English(イギリス英語)
  • NAmE = North American English(アメリカ英語)

ですが、辞書によってはアメリカ英語のことを

  • AmE = American English
  • NAE = North American English

などと記載している場合があります。

おわりに

いかがでしたか?今回のポイントは、

  1. 英語を流暢に使いこなすとは、必ずしも速くよどみなく話すことではない
  2. 自然な英語を流暢に操るコツは、単語ではなく連語(コロケーション)を意識すること

この記事でコロケーション辞書の使い方も詳しく説明したので、気になった方は無料のオンラインバージョン(Online OXFORD Collocation Dictionary of English)からぜひ試してみてください。

辞書は高いと感じるかもしれません。でも、辞書の持つパワー・価値を考えると非常にリターンの高い投資です。(アプリなら音声もついている!)

なかでもコロケーション辞書は、使っている人が少ないだけに本当におすすめします。使いこなせるようになれば、一生あなたを助けてくれますよ!

Oxford Collocations Dictionary

Oxford Collocations Dictionary

Oxford University Pressposted withアプリーチ